韓国の新型コロナウイルス感染症の拡散速度が目立って鈍くなったことで、Kリーグ開幕の道も開かれる雰囲気だ。
チョン・セギュン国務総理は4月19日、政府ソウル庁舎で新型コロナウイルス対応の中央災難安全対策本部会議の席で、「明日から5月5日までは、これまでの社会的距離(ソーシャルディスタンス)を置く根幹を維持しつつ、一部制限を緩和する」と発表した。
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チョン国務総理は「これまで意図した成果はある程度達成した。新規の感染確定者は一桁台の8人まで減り、感染経路が明らかになっていない確定者は5%前後に減少した」と述べた。/p>
さらにチョン国務総理は「野外スポーツも無観客競技のように危険度を下げることができれば可能だ」とし、「無観客の条件ならスポーツ競技の開催も可能」と明らかにした。
2月末開幕予定だったKリーグは現在、新型コロナウイルスの感染拡大で“オールストップ”状態にある。
韓国プロサッカー連盟は先月3月30日、新規確認者が40人以内でそれが2週間以上続き、ウイルスが一定水準以上に統制された状態の場合、開幕時期を改めて議論することで意見をまとめていた。
4月9日から19日まで新規感染者は40人未満が続いている。4月18日に18人に減ったのに続き、4月19日には一桁の8人に大きく下落した。 さらに3日だけ持ちこたえれば、プロサッカー連盟が構想したとおり、開幕時期を調整できる見通しだ。
ただ、現状では“観衆あり”での開幕も不可能ではない。チョン国務総理は「現水準の安定的な管理が続けば、5月6日からは日常生活の中で距離を置くことを実践する方向へと移行する」と明らかにした。
Kリーグの開幕日が5月中旬になる場合、徹底した防疫マスクを着用し、席を空かすなどの方法で、観衆の入場を許すこともできる見通しだ。
当初、Kリーグの開幕日は議論が始まった時点から10日後から2週間後に決める予定だった。今週に議論が始まれば、5月初めから中旬の開幕が有力であるため、チョン国務総理が言及した5月6日以降とも合致する。
開幕延期でもどかしかったKリーグの状況が、少しずつ良くなる雰囲気だ。開幕への道もだんだん広がっている。
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