当時は試合があまりにも激しく、チョン・ウヨンにチャンスは巡ってこなかった。
今回の試合では5-1でリードしていたが、これに先立ってレナト・サンチェス、サンドロ・ヴァーグナーら1軍の固定選手が先に交代で入った。再び待機して終わるように思えた。
しかし、ニコ・コバチ監督の最後の選択はチョン・ウヨンだった。
チョン・ウヨンは、「多くのゴールが決まったが、他の選手たちが交代で入り、今日も出場できないと思った。それでも監督が機会をくれた。良い経験をした」と語った。
ピッチに入る際は、ドイツ最高のスター選手ミュラーとハイタッチをした。
チョン・ウヨンは「ミュラーが“楽しめ、狂ったように走れ”と激励してくれた。気持ちよかった」と、ミュラーと話した内容も明かした。
チョン・ウヨンはまだ10代だ。欧州最高のクラブに所属しているが、まだまだ先は長い。ここで満足はできない。
チョン・ウヨンは、「いつも運動するとき、試合に出るときは一生懸命やろうと思う。一つでも多く学ぼうとする姿を見せているから、機会を与えてくれるようだ」とし、「もう一段階、上がらなければならない。ここで止まってはならないという気持ちが大きい。今からがスタートだ」と覚悟を語った。