韓国女子バレーの“美人セッター”イ・ダヨンの移籍で始まった、Vリーグ女子部のセッターたちのFA市場はどんな結末になるのか。
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そもそもバレーボールは「セッター次第」という言葉があるほど、セッターがチームの戦力に及ぼす影響が大きい。FA市場ではチームの骨格となる主力セッターを守ったり、獲得したりすることが重要だ。
2020年のVリーグ女子FA市場には、トップクラスのセッターがたくさん登場した。
2019-2020シーズンまで現代建設ヒルエステートのユニホームを着ていたイ・ダヨン(興国生命スパイダーズに移籍)をはじめ、チョ・ソンファ、ヨム・ヘソン、イ・ヒョヒなどがFA資格を取得した。
FA交渉の開始早々、最も注目を集めたイ・ダヨンが電撃的に興国生命への移籍を決めたことで、“セッター移籍ラッシュ”の可能性が高く予想された。ただFA市場のセッターの誰もがユニホームを着替える状況は発生しないと思われる。
イ・ダヨンの移籍で立場が難しくなった興国生命のチョ・ソンファは、IBK企業銀行アルトスへの移籍を決めた。一方でヨム・ヘソンはKGC人参公社に残留することを選択した。
人参公社の関係者は4月16日、「ヨム・ヘソンと大きな枠組みですでに合意した。私たちのチームでFA資格を得た選手たちは、いずれも残留する方向で結論が出た。ヨム・ヘソンも他チームへの移籍を考えていない。詳細の交渉が完了すれば発表する予定だ」と明らかにした。
FA資格を得たセッターたちの行き先が決まるなか、最後のベテラン、イ・ヒョヒの去就に関心が集まっている。
彼女が所属する韓国道路公社ハイパスの関係者は、「今からFA交渉を開始する段階だ。現状で決まったことはない」と述べた。
レギュラーセッターであるイ・ダヨンを逃した現代建設が、イ・ヒョヒの争奪戦に乗り出す可能性もある。
1980年生まれで今年40歳になるイ・ヒョヒは、今後多くのシーズンを消化できる期待は少ないが、最近までチームのレギュラーセッターとして活躍していただけに、戦力的に劣るところはない。
現代建設にはキム・ダインやキム・ヒョンジなど若いバックアップのセッターもいるが、彼女たちに次期シーズンを任せるのは容易ではないだろう。
現代建設がイ・ヒョヒをFA市場で獲得しないとなれば、イ・ダヨンのトレードなどを通じて主力セッターを確保する方策を講じるものと思われる。
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