少しずつ希望が見えてきた。待ちに待ったKリーグ開幕へ、光明が差している。
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欧州過半数の国々や隣国日本で新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう一方、韓国では成功的な防疫によって疾病を鎮圧している。
4月15日時点で感染者数は1万591人と集計され、7616人が隔離解除措置を受けた。死亡者数は225人で、致死率は2%にとどまっている。
何よりここ1週間、一日当たりの感染者数が目に見えて減少している点が肯定的だ。去る4月9日から15日まで、7日間連続で一日当たりの感染者数が40人を切った。特に、直近の2日間は並んで27人と集計されている。
海外から流入した感染者は引き続き発覚しているが、政府や疾病管理本部が最も危惧する集団感染は発生していない。ある程度、安定期に差し掛かりつつある雰囲気だ。
となれば、Kリーグ開幕時期にもそろそろ着手できるかもしれない。
韓国プロサッカー連盟は3月30日の代表者会議で、疾病管理本部長を歴任したCHA医学専門大学院のチョン・ビョンリュル教授を招待し、開幕時期に関する助言をもらった。無理して開幕を強行するのではなく、専門家の意見を聞いたうえで慎重に開幕日を調整しようという趣旨からだ。
チョン教授の助言に沿って、韓国プロサッカー連盟は“新型コロナの新規感染者数40人以下”が2週間以上続き、拡散が一定程度統制された状態の場合、開幕時期を再び討議することに決めた。
当時の議論通りでは、今後さらに1週間、現状維持または好転がなされた場合、開幕日を定めることが可能になる見通しだ。最も早く理事会を招集すると仮定した場合、22~23日には開幕日に関する討議が行えるかもしれない。
連盟は、各クラブに準備期間を与えるため、討議時点から少なくとも10日~2週間程度空け、開幕日を立てるという。早ければ5月2日には可能だが、相対的により慎重に捉えるのであれば、5月11日スタートの場合もあり得る。
観客が押し寄せるのを防ぐため、平日(水曜日)の6日や13日開幕も一つの可能性だ。韓国プロ野球もちょうど、21日からオープン戦が実施される。Kリーグもいよいよ、開幕に向けた準備を行える段階にある。
とはいえ、一週間以内に突然感染者数が増加するようなことがあれば、待ち時間はさらに長くなる。現時点で“新シーズン開幕”を断言するには時期尚早だ。
特に、最近ではKリーグクラブが多数集まる首都圏で感染者が発覚されている。緊張の糸を切らすことはできない。
連盟をはじめとしたKリーグすべての関係者は、焦りながらも慎重な面持ちで、今後一週間を過ごすことになるだろう。
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