バイエルンのニコ・コバチ監督は、後半25分から若い選手たちをグラウンドに投入。ロッベンとフランク・リベリーの代わりにレナト・サンチェスとサンドロ・ヴァーグナーが入り、チョン・ウヨンの1軍デビューはないかと思われた。しかし1軍のトレーニングに絶え間なく呼び出していたニコ・コバチ監督はチョン・ウヨンを忘れなかった。
後半36分、チョン・ウヨンがタッチラインの前に立った。ミュラーに向かって拍手送ったチョン・ウヨンは、すぐにアリアンツ・アレーナでプレーする1人になった。チョン・ウヨンは短い時間のなかで熱心に動き、1軍デビューを危なげなく消化した。活躍より出場自体に意味が大きい試合だった。
バイエルンは同日のベンフィカ戦の圧勝で、12月13日のグループリーグ最終戦アヤックス(オランダ)とのアウェー戦の結果にかかわらず、早くもベスト16進出を決めた。そのためチョン・ウヨンがアヤックス戦に出場できる可能性が高まった。