アメリカで活躍する韓国の“ゴルフ女王”たちが、ジュニア選手たちへの後援金寄付のために特別な挑戦に臨んだ。「ゴルフの神様が助けてこそ可能」だとされるホールインワンに、プロのプライドをかけて挑戦状を突きつけ、関心を集めた。
最初に挑戦を始めたのはパク・インビだ。自身のYouTubeチャンネル『パク・インビ・インビリーバブル』で、125ヤードのパー3ホールでホールインワンに成功すれば1万ドルをジュニア選手たちの支援に使うというチャレンジイベントだ。
パク・インビは「これまで選手生活でたった2回だけホールインワンの感激を味わった。良いことに使うための挑戦なので必ず成功させたい」と抱負を語った。
キャロウェイゴルフ・コリアが集計した資料によれば、ゴルファーがホールインワンを経験する確率は0.000083%。1万2000分の1だという。
アメリカ・プロゴルフツアー(PGA)ツアーで2年間活躍したマンシル・デービスは、生涯51回のホールインワンを達成し、同部門最多記録を持っている。
アマチュア時代の1967年には、ウェッジとパターを除いたすべてのクラブでホールインワンする珍記録も立てたという。アマチュアゴルファーよりも、プロのほうがはるかにホールインワンの確率が高いという意味だ。
しかしパク・インビはほぼすべてのショットをピンに近づけるも、ホールインワンの感激を享受できなかった。
「いつもならグッドショットと言われるのに、うまく打てたと思っても入らない」と、失望した表情を浮かべながら苦笑いしたパク・インビ。
それでも彼女は「やってみると、やる気も欲も湧く。ジュニアのための挑戦であるだけに、機会があるたびに続けていきたい」と最後は笑顔だった。
パク・インビに続いてユ・ソヨンもこの挑戦に加わった。
「アマチュア時代に一度ホールインワンした経験がある。ホールインワンするという考えで打つよりも、125ヤードのショットをマスターするという気持ちに臨む」と話したユ・ソヨン。「良いことをするための挑戦だから、どうせなら良い結果を得たい」と意気込んでのホールインワン・チャレンジだった。
ティーショットの位置を移動しながら挑戦したユ・ソヨンは、ホールカップの横をぎりぎりで外れたショットをした後、「入ると思った」と失望を隠せなかった。
ユ・ソヨンは「普段の試合の時よりも集中した。普段はホールインワンできなかったからと怒ることはないのに、なぜか今日は腹が立つ」と勝負欲を示した。
ユ・ソヨンもホールインワンには成功できなかったが、「情熱的にゴルフに臨んだ。プロゴルファーへの夢を抱いているすべてのジュニア選手らに“頑張れ”という声をかけてあげたい」と、激励することを忘れなかった。
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