現在、韓国代表FWソン・フンミンの“海兵隊入所”が注目を集めている。
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ソン・フンミンは去る2018年のジャカルタ・アジア大会にオーバーエイジ枠で出場。見事金メダルを獲得し、兵役免除の恩恵を受けることになった。兵役免除の場合でも、4週間の基礎軍事訓練は消化しなければならない。
そんな中、過去の韓国サッカーのスター選手はいかにして兵役義務を消化したのだろうか。
結果と同じぐらいに“韓国代表選手の兵役問題”が注目された、2002年日韓W杯当時のことを振り返ってみよう。
2002年日韓W杯当時、決勝トーナメント進出を決めた韓国代表キャプテンのホン・ミョンボ(現・韓国サッカー協会専務理事)は、激励のためドレッシングルームを訪問した故・金大中(キム・デジュン)前大統領に「兵役を終えていない選手の軍服務問題を解決してください」と申し出た。
これは、韓国内でも有名な逸話となっている。
ホン・ミョンボの懇願に対し、金大統領は「サッカー発展のため重大な慰安なだけに、国防部長官と相談し、うまくいくように助ける」と答えた。
そして、その後政府の討議を通じて兵役法施行令が改正され、パク・チソンなど兵役を終えていない選手に恩恵が与えられることになった。
兵役免除の恩恵を受けたパク・チソンは、ワールドカップを終えて1年後の2003年6月9日に訓練所に入所し、基礎軍事訓練を消化した。
最近では20代中盤や後半にかけて訓練所に殺到する選手が多いが、当時のパク・チソンは22歳と若くして訓練を終えた。
上記の写真は、入所から4週間後の7月5日、退所時に正確な敬礼の姿勢を見せるパク・チソンだ。
戦闘帽の右端に位置した指とまっすぐな手首、そして雄大さがうかがえる口つきから、“サッカー選手”とはまた違ったパク・チソンの姿が見える。韓国軍でよく使われる“野戦教範(FM、Field manual)”という表現が良くあてはまるだろう。
時計の針を現在に戻すと、ソン・フンミンは来る4月20日から済州島の海兵隊に入所し、3週間の基礎軍事訓練を受ける予定だ。
ソン・フンミンも退所時は、当時のパク・チソンのように正しい敬礼を見せるか、韓国内で関心が寄せられている。
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