事実、KLPGAは4月30日から開幕予定だった今季初のメジャー大会であるクリス・F&C KLPGAチャンピオンシップを新型コロナウイルス感染症の影響で中止することを発表した。
KLPGAチャンピオンシップはKLPGAが発足した1978年から行われた大会で、過去には全美貞(2002年)、申ジエ(2008年)ら現在は日本ツアーを主戦場とする選手たちも優勝したビッグタイトルである。
2015年大会では今や韓国はもちろん、日本でも“セクシークイーン”の名で知られるアン・シネも優勝している。
このKLPGAチャンピオンシップと合わせてキョチョンハニー・レディースオープン(5月8~10日)も中止が発表されており、一部の関係者によるとNH投資証券レディース(5月15~17日)、斗山マッチプレー・チャンピオンシップ(5月20~24日)も開催が難しいのではないかと囁かれているらしい。
男子ツアーもすでにSKテレコム・オープン(5月14~17日)とKB金融リブ・チャンピオンシップ(5月21~24日)の中止が決まっており、優勝者には6月の全英オープン出場権が与えられるコーロン韓国オープンも8月以降の延期を検討しているという。
4月や5月はもちろん、6月になってもプロゴルフツアーが開催されない可能性も囁かれている韓国。日本も今後はどうなるのか。現状ではプロゴルフがない週末はまだまだ続きそうだが……。
(文=慎 武宏)