いつKリーグが開幕するかわからないため、選手たちのコンディション管理も容易ではない。100%に引き上げるタイミングを誰もわかり得ないことが、最大の問題だ。
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2020シーズンのKリーグ開幕が新型コロナウイルスの影響で延期され、各クラブの間でフィジカル管理が最大の課題として浮上している。
一般的に、Kリーグのクラブは開幕戦に合わせてコンディションを調節する。1~2月の冬季トレーニングを通じてコンディションを引き上げ、開幕戦にピークを持ってこられるように準備するということだ。
監督の意向によって違いはあるが、主に1月はオフシーズンで落ちた体力を引き上げ、2月に実戦感覚やチーム力を磨く。このプロセスを通じて開幕戦にベストコンディションを合わせることが、冬季トレーニングの大きな目的だ。
ところが、すでに開幕が延期されてから1カ月以上が過ぎた。
当初の計画はすでに崩れ、コンディションを維持することすら難しい状況だ。選手たちは新型コロナの余波で練習試合さえ行えなくなり、緊張感も失われた。
仕方なく紅白戦などを行い、コンディションと試合感覚をキープしようとしているが、練習の効率が全体的に低下する雰囲気を払拭することはできない。
実戦を通じたコンディション調整も不可能に近いのが実情だ。だからといって、いつシーズンが始まるかわからない現時点で、無理に筋力トレーニングをすることも負担になる。ややもすると過剰な負荷がかかり、負傷につながる可能性がある。
最近では、ほとんどのクラブにフィジカルコーチがいて、監督の意図に合わせてコンディション管理をする。問題は、開幕日がわからないため、正確で具体的なトレーニングプランを練ることすら難しい点だ。
Kリーグの開幕は4月中旬や5月初めと想定されているが、今のところ正確な日付は出ておらず、さらに延期される可能性も低くない。自分たちなりに話し合って練習に臨んでいるが、混乱がないとはいえないのが現実だろう。
とあるKリーグ監督は、「どうしても開幕日を知ることができないため、内部でも甲論乙駁が続くようだ。人それぞれ意見が違う。一度コンディションを引き上げなければならないという意見もあれば、じっくり段階を踏んだほうがいいと考える人もいる。開幕日がわかればそれに合わせられるが…。心配が多い。他のチームも似たような雰囲気だ」と打ち明けた。
残念ながら、混乱はしばらく続く見通しだ。
韓国教育部は最近、全国の学校の始業を再び延期し、“オンライン授業”での始業を決定した。全国の自治体はイベントや外出を防いでおり、海外から入ってきた感染者も相次いで報告されている。
このままだと4月以内に開幕ができない可能性も出てきた。つまり、すべてのスケジュールが不透明ということだ。
新シーズンを準備する監督、フィジカルコーチ、選手たちの悩みは尽きそうにない。
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