韓国プロ野球、4月7日開幕予定の練習試合も延期か「新型コロナ拡散が予想以上に収まらない」

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来る4月7日から予定されていた韓国プロ野球のチーム間の練習試合が、延期及び中止になるかもしれない。

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韓国野球委員会(KBO)は、学校の開学日(4月6日)に合わせて7日から北部と南部に分けたチーム間による無観客の練習試合を行うスケジュールを組んでいた。

オープン戦が全面中止となり、新シーズンも無期限延期となっている今、ファンの“プロ野球ロス”を解消し、各球団の戦力を維持するための方案だった。

現在、各チームでの紅白戦は行われている(写真は斗山ベアーズの紅白戦)

しかし、チーム間の練習試合を事実上の延期及び中止にせざるを得ない状況に直面している。

この件について、KBOのリュ・デファン事務総長は「推移を見て判断すべきだ」としつつも、「予想以上に拡散が収まらない。練習試合の有無はすぐに決まる。だが、容易ではない。3月31日に実行委員会(10球団オーナー会議)があるので、そこで討議する」と明かした。

韓国政府当局が、クラブ施設の利用と練習禁止を勧告している状況で、プロ野球が練習試合を強行することは簡単ではない。予め定められていた練習試合の日程が狂えば、シーズン開幕にも影響を与えかねない。

既存の144試合体制を維持する前提では、KBOの考える限界ラインは4月末だ。

東京五輪の延期で18日間の猶予を得たが、シミュレーションの結果、4月28日に開幕しても11月21日前後には全日程を終えられるという計算が出た。

仮に開幕が5月に延びれば、11月下旬までシーズンを戦わなくてはならない。だが、そこまで試合を戦うことは大きな負担だ。野球をするには気候が寒すぎるのだ。

昨シーズンは気温が例年よりも暖かかったとはいえ、11月14日はソウルを基準に気温が氷点下に下がった。当時の最高気温は5度であった。

韓国野球委員会は再び討議を行う必要がある

現在、韓国プロ野球で考えうる最高のシナリオは、4月以内にシーズンを開幕することだ。しかし、そのためには新型コロナが鎮静化の兆しを見せなければならない。選手内部でも感染者が発生してはならない。

仮に開幕後に感染者が発覚すれば、韓国プロ野球全体が2週間シャットダウンする。そうなれば、試合数削減に関する討議は避けられなくなるだろう。

選手内部での感染者は未だ確認されていない韓国プロ野球だが、練習試合やシーズン開幕のさらなる順延は避けられない見通しだ。

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