「インタビューなんて受けていないのに…」
身に覚えのない“エアインタビュー”で誤解を受けた仁川ユナイテッドFCのナイジェリア人FWランレ・ケヒンデ(25)の釈明だ。
【写真】人気アイドルにソックリのKリーグ・チアリーダーが話題
去る3月25日、ケヒンデの母国ナイジェリアメディア『ザ・ネイション』に掲載されたケヒンデのインタビュー記事が、とある韓国メディアを通じて国内でも報じられた。
当該の報道によると、“ケヒンデは仁川でプレーを楽しんでいるが、Kリーグではもう十分満足した経験を得られた。かつてイスラエルやトルコでプレーした経験のある彼は今、欧州への復帰を望んでいる”と強調されている。
ケヒンデがあたかもKリーグを一日も早く脱出し、欧州の舞台に行きたいかのように伝えられたこの内容は、韓国内のサッカーファンの大きな誤解を招いた。
そのため、昨年7月に仁川に加入後14試合1ゴールを記録したケヒンデの活躍を卑下するような内容が、ネット上に多く流れたのだ。
ケヒンデ本人としては悔しい思いしかない。3月26日にクラブが確認した結果によると、ケヒンデは当該メディアで報道された旨の発言をしておらず、インタビューにもこたえていないことが分かった。
仁川ユナイテッドFCの関係者は「ケヒンデは悔しがっている。彼が自身の口から直接話したものではない。ケヒンデがSNSに投稿したメッセージを見て、アフリカメディアが脚色したものだ」と説明している。
韓国での報道を受けて母国メディアのインタビュー内容を知ったケヒンデは、26日午後に自身のSNSを通じて釈明した。
ケヒンデは「ナイジェリア地域メディアの記事と、それを引用した韓国の報道を見て驚いたので、今回こうして文を残そうと思う」と書き出し、以下のように伝えている。
「僕はインタビューを受けていない。どうやって記事が書かれたのかもわからない。ナイジェリア地域メディアは、たびたびインタビューもせずに記事を書いて、このような状況を生み出している」
ファンの誤解を招いた今回の一件について説明したケヒンデは、近況も付け加えた。
「僕の人生は仁川で幸せだ。そして、仁川のファンを愛している。僕たちは今、熱心にトレーニングをしてシーズンの準備をしている。一日もファンの方々と会えると良いだろう。僕を応援し、愛してくれるファンに感謝したい」
母国メディアの“エアインタビュー”で思わぬ誤解を受けてしまったケヒンデ。来る新シーズンでその悔しさを晴らしてほしいところだ。
前へ
次へ