キム・ヨングォンのJリーグ復帰説が持ち上がっている。
日本のスポーツ新聞『日刊スポーツ』の11月23日報道によると、Jリーグのガンバ大阪がキム・ヨングォンの獲得を試みているという。
キム・ヨングォンは現在、中国の広州恒大に所属している。しかし、ワールドカップ後は試合出場がほとんど出なかった。中国スーパーリーグの外国人選手規定によりキム・ヨングォンが居場所を失った状態だ。
今年夏の移籍市場では欧州への進出を模索したが、高い移籍金とキム・ヨングォンの年齢がネックになった。結局キム・ヨングォンは、新しいチームを見つけられないまま、広州に残留するしかなかった。
キム・ヨングォンは広州で1軍に漏れて2軍で練習を重ねてきた。キム・ヨングォンが抜けた間、広州は中国スーパーリーグ優勝に失敗。キム・ヨングォンは9月から11月に韓国代表のAマッチを通じて試合感覚を維持してきた。
そんな彼も今年の冬になれば自由の身になる。契約期間の残りが6ヶ月を切ればボスマン・ルールに基づいて移籍料なしでの移籍が可能となる。
キム・ヨングォンの年俸が高いとはいえ、アジア最高レベルのセンターバックであり、移籍金というハードルがなくなれば身動きできる幅が広がることになるだろう。
(参考記事:J移籍の可能性も!? Kリーグは今年もスター選手を手離さざるを得ないのか)
ガンバ大阪は、冬の移籍市場の始まりと合わせてキム・ヨングォンの株価が上がることを懸念し、あらかじめ接触して移籍話を推進したものと思われる。
Kリーグの複数のクラブもキム・ヨングォンに関心を見せているが、年俸の高さに躊躇している状況だ。 Jリーグは韓国よりも資金力が豊なので、キム・ヨングォンを迎え入れる余力があると言えるだろう。
そもそもキム・ヨングォンにとって、日本は馴染みのある舞台だ。
キム・ヨングォンは、2010年にFC東京でプロデビューした。
2011年までにFC東京でプレーし、大宮アルディージャに移籍したあと、中国に渡った。もしキム・ヨングォンが日本に行くことになれば、7年ぶりのJリーグ復帰となる。
ガンバ大阪には現在、ファン・ウィジョやオ・ジェソクら韓国人選手が所属している。ファン・ウィジヨが来シーズンもガンバ大阪に所属すれば、韓国代表の攻守の要が同じチームでプレーすることになる。