絶好調のストライカー、ファン・ウィジョが韓国サッカー界に新しい風を巻き起こしている。
ジャカルタ・アジア大会で7試合9得点を記録して得点王となった彼は、その後も所属チームであるガンバ大阪で6試合連続ゴールを達成。韓国A代表としても10月のウルグアイ戦でゴールを決めたかと思えば、11月のAマッチ2連戦でも1ゴールずつ決め、来年1月に始まるアジアカップのワントップを予約した。
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ファン・ウィジョは、韓国ストライカーの系譜を引き継ぐファン・ソンホンと比較される。運動量が豊富で、ディフェンダーの裏をとるスタイルが似ているからだろう。
そんな2人について、もう一人の韓国を代表するストライカーだったFCソウルのチェ・ヨンス監督に質問が飛んだ。チェ・ヨンス監督は11月22日にFCソウルクラブハウスで開かれたメディアデーの際、2人に関連する質問を受けて細かく両者を比較した。
まず「(2人は)似ている」としたチェ・ヨンス監督は、その一方で2人には違いがあると話す。「ファン・ソンホン監督はウイジョに比べて視野や細かい技術、ペナルティエリア付近でのプレーに優れていた」と語った。ただチェ監督はすぐに、「決定力はファン・ウィジョが明らかに高いようだ。決定力は優れている」と、ストライカーとしての本能はファン・ウィジョを上位とした。
チェ・ヨンス監督は、高校時代からファン・フィジョに注目していたと明かした。彼は「ファン・ウィジョはいつも一生懸命で、高校から同じだ。プロでも安定した試合を続けている。突然出てきたのではない。さまざまな角度からシュートを打つことができる」と、後輩の長所を伝えた。
またチェ・ヨンス監督は、ファン・ウィジョがさらなる成長のために努力してくれるよう願った。