ピンチはチャンスだ。オリンピック2大会連続金メダル獲得を目指す“ゴルフ女帝”パク・インビ(31)が、ポジティブパワーで危機を乗り越えることを誓った。
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3月25日、パク・インビはマネジメント会社『BRAVO&NEW』を通じ、「新型コロナによって世界的に不安要素が多い状況で、オリンピックの延期は正しい決定。選手の立場としても、中止ではなく延期になったことが幸いだ」と、オリンピック延期について言及した。
今年の米国女子ツアー開幕を前に、「最大限多くの大会に出場して優勝し、世界ランキングを引き上げたい」と、オリンピック出場を熱望していたパク・インビ。
実際、2月の「ISPSハンダ オーストラリア女子オープン」で通算20回目の優勝を達成、世界ランキングも11位まで上昇し、オリンピック出場が射程圏内に入っていた。
東京五輪には、6月末を基準に、一国内で世界ランキング15位以内にランクインした選手の内4人が出場できる。パク・インビはコ・ジンヨンやパク・ソンヒョンなど後輩と競い、順位を上げる必要があった。
しかし、新型コロナウイルス感染症の影響によって、来る5月までの米国女子ツアーがすべて中止または延期となった。
ショット感覚に好調さを取り戻していたパク・インビにとっては焦るしかない。仮に予定通り5月にツアーが再開されていたとしても、6月末までに順位を上げることは簡単ではないからだ。
今回の東京五輪延期によって、パク・インビには1年間の猶予が与えられた。しかし、年齢や体力面を考慮すれば、ただ喜ぶわけにもいかない。
パク・インビは、「有利か不利かを見定めようにも、今は世界的に状況が悪すぎる。健康と安全を最優先に、この状況を克服する方がより重要だと」と強調する。
そして、「オリンピックは1年延期になった。でも、挑戦は続ける」と、悲願のオリンピック出場へ強い意志を見せた。
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