韓国女子プロバスケリーグ(WKBL)のKEBハナ銀行に所属するミッシャー・ハインズ・アレン(Myisha Hines Allen)が、新型コロナウイルスの影響で帰国した。
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彼女はWKBLでプレーする外国人選手として、初めて“韓国脱出”した選手となった。
また釜山BNKサムのダミリス・ダンタスも3月15日、アメリカ行きの飛行機に乗った。ミッシャーとダンタスが離脱したことで、残る4チームの外国人選手にも動揺が走る可能性が高い。
ハナ銀行によると、ミッシャーは3月12日に面談を終え、翌13日にアメリカへ向かった。ミッシャーは新型コロナの感染拡大に不安を訴え、チームと協議の末、帰国した。
リーグ再開に合わせて戻ってくるとしたが、本当に復帰するかどうかは流動的という雰囲気だ。ミッシャーは今季ハナ銀行のユニホームを着てWKBLにデビューし、1試合当たり平均19得点、11.5リバウンドを記録した。
BNKのダンタスも3月15日、アメリカに向かった。ダンタスは今季、27試合に出場し、1試合当たり平均29分37秒をプレーし、平均20.2得点、9.3リバウンドでチームを率いる中心選手の役割を果たした。
ミッシャーとダンタスの韓国脱出は、他の外国人選手のアメリカ行きを煽る結果になると思われる。韓国で新型コロナが感染拡大している状況であるだけに、本人の感染も心配だが、最近はアメリカでも感染者が急増しているため、家族の心配が先立つ。
しかも現在はリーグが中断している。WKBLは3月9日を最後に2週間の中断を宣言した。新型コロナの状況に応じて、リーグを再開するかどうかを決定する計画だ。
かりに新型コロナの感染拡大が落ち着き、韓国を脱出した外国人選手たちが戻ってきても、問題は残る。
復帰時、検査で陰性判定が出ても、潜伏期間を考慮して2週間は隔離されなければならないからだ。
今季WKBLは、チーム別に残り2~3試合としている。リーグ再開から2週間以上、試合を待つなんてこともない。結局のところ、今季残された試合は外国人選手なしで消化しなければならないわけだ。
もし今後も多くの外国人選手が韓国を離脱する場合、公平性などが考慮され、最初から韓国人選手のみで残り試合を行うという案さえ出てきかねない。
リーグ強行の意志を見せていたWKBLも、最終的にはリーグ中断を決定した。以後、外国人選手の離脱者が出始めた。新型コロナの状況に応じて、リーグ再開や試合方法などの議論は避けられそうにない。
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