開幕延期でリーグ戦がない日々。再開のために必要な日数はどれほどなのか

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新型コロナウイルス感染症の拡散が奇跡のように静まり、開幕に適した条件がすべて揃ったとき、はたしてKリーグを楽しめる日常がすぐに戻ってくるだろうか。

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結論から言うと、すぐには難しい。最小限の時間が必要だ。

2月24日付で開幕延期が決まった中、Kリーグを構成する関係者らが2020シーズン開幕のために準備できる時間的余裕を確保すべきだ。

2月29日の開幕を目標に厳しい冬を乗り越えた監督や選手をはじめとするKリーグ関係者の努力は、新型コロナの脅威によってすべてが水の泡となった。

2017シーズン、蔚山文殊サッカー競技場でのKリーグ開幕戦の様子

新型コロナが感染拡大によってKリーグの開幕延期が決まり、各クラブの選手やフロント、そして韓国プロサッカー連盟の関係者ら、Kリーグを構成するすべてのメンバーの活動が“オールストップ”したのだ。

アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を戦う4チームは、新型コロナによる日程延期が決まる以前に幾度か試合を消化した。しかし、その他18のKリーグのクラブは自主トレーニングだけをこなし、いつになるかわからない開幕日に合わせてスパートを上げる準備をするしかないのだ。

今までずっと準備してきたのだから、それをいつかは行われる開幕戦で披露すれば良いとの声もあるだろう。とはいえ、言うほど簡単なことではないのも事実としてある。

再びコンディション調整を強いられる選手たち

ピッチ上を駆け回る選手や審判は、正常な試合運営のために再びコンディションを引き上げる必要がある。

本来予定されていた開幕日に合わせてコンディションを整えていた選手たちは、再びトレーニングをこなさなければならない。さらに、ACLを戦う4チームの選手からすれば、一度引き上げたことで落ちてしまったコンディションを再びトップに引き上げることは至難の業だろう。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)昨季Kリーグ王者の全北現代は今季ACLで2戦未勝利と苦しんでいる

トップコンディションを引き出すには、少なくとも1カ月ほど期間を設けなければならない。ただし、新型コロナという特殊な状況によってリーグの延期が決まった事由もあるため、こういった点を考慮し一刻も早いリーグの開幕が待たれている。

行政面に見ると、必ず確保すべき時間はそれほど長くないとされている。

「最低でも2週間は必要だ」と話すとあるクラブ関係者は、「開幕戦を広報する製作物を配布するなど、そうした広報期間を考慮すればその程度だろう。それが出来なくても、10日ぐらいの猶予は必要だろう」と説明した。

最高の試合展開は見せられずとも、Kリーグファンに1日でも早くストレスを解消できる空間を提供するという意味で、このような決定が下されなければならない。

2013シーズン、ソウルワールドカップ競技場でのKリーグ開幕戦の様子

開幕日が確定すれば、韓国プロサッカー連盟は1日も早く日程を消化するために準備していた。連盟の関係者は「選手が最大限準備できる時間も確保すべきだが、今シーズンは何より新型コロナの脅威を防ぐことが最優先課題だ」と話す。

そして、「開幕日が確定した場合でも、最大限(各クラブや選手など関係者を)配慮できるよう、努力する考えだ」と明らかにした。

新型コロナの事態が終息したからといって、すぐに正常通りKリーグが運営できるわけではない。関係者らは、リーグの正常運営がなされるまで長い戦いを強いられることになりそうだ。

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