韓国サッカーの“未来”とされるバレンシアのイ・ガンイン(19)が、存在価値を失っている。
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イ・ガンインは3月11日(日本時間)、スペインで行われたアタランタとのUEFAチャンピオンズリーグ16強・第2戦に出場することができなかった。交代リストに名前は挙がったが、出場機会はなかった。
バレンシアのアルベルト・セラーデス監督は交代カードとして、ゴンサロ・ゲデスとデニス・チェリシェフ、アレッサンドロ・フロレンツィを使った。
この日の試合は両チーム合わせて7得点の乱打戦となったが、バレンシアは3-4で敗れた。セラーデス監督はゴールを決めるために積極的な交代を敢行したが、最後までイ・ガンインを出場させることはなかった。
イ・ガンインの立場がますます怪しくなっている雰囲気だ。
イ・ガンインはここ3試合、ピッチに立っていない。2月23日に行われたラ・リーガのレアル・ソシエダ戦で途中出場してから、一度も試合に出ていない。
3月1日のベティス戦では出場エントリーに含まれたが、3月7日のアラベス戦ではメンバーにすら入らなかった。
イ・ガンインは前出のソシエダとの試合で30分ほどプレーし、悪くない評価を受けた。現地メディアからバレンシアの最優秀選手と評価されたが、その後に出場機会を失っている。
バレンシアは現在、ラ・リーガ7位にとどまっており、チャンピオンズリーグも敗退した。チームが難しい状況であるだけに、若手であるイ・ガンインを起用する余裕がない状況だ。
セラーデス監督は主力選手の活用にこだわっており、結局のところイ・ガンインはその構想から外されている。
イ・ガンインがシーズン開幕前に懸念していた悪い流れが、シーズン後半期に実現してしまった状況だ。
イ・ガンインは昨年の夏の移籍市場で、別のクラブへの完全移籍、あるいはレンタル移籍を望んだ。チームのタレントが豊富なバレンシアでは、出場機会をつかむことが難しいと判断し、試合に出られるチームを探してバレンシアを離れようとした。
しかしクラブオーナーの説得で残留することに。シーズン前半はラ・リーガ初ゴールを決めるなど、順調なスタートを見せた。しかしシーズン後半期に入ると、イ・ガンインは戦力外の選手として押し出されている。
そのためスペイン現地では、イ・ガンインの移籍についてさまざまな報道が出ている。次の移籍市場では、レンタルや移籍をさせなければならないという主張もある。
実際にスペインメディア『エルゴルデジタル』は、バレンシアはセルタ・デ・ビーゴのDFホルヘ・サエンスを獲得するために、イ・ガンインを送り出す可能性があると報じた。
いずれにしても、バレンシアで出場機会のないイ・ガンイン。主力としてプレーできるチームに移籍したほうが良い可能性が高い。
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