韓国の歌手に謝罪したUFCの人気実力派ファイター、いったい何があった?

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アメリカの人気総合格闘技団体であるUFCのフェザー級ランキング2位ブライアン・オルテガが、韓国の歌手パク・ジェボムに公式謝罪した。

オルテガは3月11日、自身のツイッターを通じて「先週の土曜日に起こったことについてジェイ・パク(パク・ジェボム)に公式に謝罪をしたい。“コリアンゾンビ”チョン・チャンソンが準備できれば、我々は戦える」という立場を明らかにした。

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暴行され、「オルテガとチョン・チャンソンの間を仲たがいさせた」との誤解を受けたままだったパク・ジェボムとしては、3日ぶりに受けた公式謝罪だ。

パク・ジェボムは去る3月8日、ラスベガスで行われた『UFC 248』にゲストファイターとして出席したチョン・チャンソンとともに現場を訪れたが、観客席でブライアン・オルテガに頬を打たれた。

チョン・チャンソンがトイレに行くためにしばらく席を外したときに起きた出来事で、オルテガはその後、関係者に連行され、現地警察まで駆り出される事件になった。

現場を訪れたUFCファンが撮影した映像の中には、興奮したオルテガと荒唐無稽な表情のパク・ジェボムの姿がそのまま収められている。

その後オルテガは「チョン・チャンソンに謝る」としながらも、「パク・ジェボムが(誤った通訳で)私とチョン・チャンソンの間を仲たがいさせた」と主張していた。

(写真=ESPN MMA)

これを受けてパク・ジェボムは3月10日、「なぜオルテガがあんなに怒ったのか理解できない」とインタビューで明かした。

パク・ジェボムは「私がトラッシュトークをしたわけでもなく、チョン・チャンソンの言葉をそのまま通訳しただけだ。私はファイターを尊敬し、ファンでもある。私は(通訳をしただけで)言葉を付け加えることはしなかった」と明かした。

オルテガとパク・ジェボム、そしてチョン・チャンソンの立場が二転三転し、事件を見る世論も少しずつ変わった。

事件の発端が何であれ、プロファイターが一般人に対して暴力を振うことはありえないことだ。

2019年12月、オルテガの負傷で一度対決が流れてしまったことがあるチョン・チャンソンは、今回の事件後、強い怒りと遺憾の意を表している。

チョン・チャンソンは3月10日、自身のSNSに「私が不在の間、(オルテガが)ファイターではなくミュージシャンであるパク・ジェボムに手出しをしたのは、大人が子供を殴るのと同じのことだ。男としてやるべき行動ではなかった」とし、「ゲージの中で再会したとき、お前をぶっ壊すだろう。お前の顔を血だらけにする」と、オルテガに対して正式に対決を要請した。

事件が広がると、UFCのダナ・ホワイト会長も「オルテガとチョン・チャンソンの試合日程を決める」と鎮火に乗り出していた。

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