韓国プロバレーボールVリーグが中断された状況で、外国人選手の“韓国脱出”が起きている。
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韓国では現在、新型コロナウイルス感染症の影響で、さまざまなプロスポーツがリーグを中断している。Vリーグは3月3日から暫定的に中断し、新型コロナの感染状況に基づいてリーグを再開させるかどうか決定する予定だ。
そんな状況のなかで、外国人選手たちの不安が高まっている。
男子部のサムスン火災ブルーファングスに所属するアンドレス・サンタンジェロが、初めてチームと別れて故国イタリアに戻った。
サムスン火災の関係者は、本紙『スポーツソウル』との通話で「昨日(3月3日)決まったことで、契約解除ではない。リーグが再開されれば、いつでも戻ってくることができる」と明かした。
また「サンタンジェロの両親がアパートで一人暮らしするサンタンジェロの健康を心配しており、チームと本人が互いに配慮して決定した」と説明した。
サンタジェロとは異なり、女子部のIBK企業銀行アルトスに所属するアドラー・アナエ(Adora Anae、アメリカ)は、まだ韓国内の宿泊施設に残っている。
当初は彼女もチームとの合意を通じて離脱する予定だったが、自分の要求が通らなかった場合は国際バレーボール連盟(FIVB)に提訴するなどと主張して議論が続いている。
IBK企業銀行の関係者は「アナエが苦しんでいるのは事実だ。互いに納得できるように準備中だった」とし、「報じられていることとは異なり、チームと法的な争いまで繰り広げようとしているわけではない。合意点を探している段階」と説明した。
アナエはIBK企業銀行に退団を要求し、残りの年俸についても要求していたことがわかった。
IBK企業銀行の関係者は「アナエのエージェントと連絡して合意点を探している」とし、「私たちはプレーオフ進出の可能性も少ない。外国人選手の不安は理解する。選手の人権を無視することはできない。ただ綺麗に送り出そうとしたが、チームとの争いが知られ、残念なだけだ」と述べた。
バレーボール界の関係者によると、最近、韓国のコロナ問題についてアナエは、他の外国人選手たちに連絡を回して意見を集めた。しかし他の選手たちは大きく動揺することなく、リーグ再開を待っている状況だという。
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