W杯アジア2次予選、3月の日程は事実上の延期が決定…「遅くとも今年中に終えたい」

2020年03月04日 サッカー
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「次はこのようなことで集まらないようにしようと話し合いが行われた」

マレーシア・クアラルンプールのアジアサッカー連盟(AFC)本部で3月2日に開かれた、2022年カタールW杯アジア2次予選スケジュール関連の緊急会議。そこに出席した韓国サッカー協会イ・ジョンソプ広報マーケティング室長の話だ。

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同日の会議は、全世界を危機に追い込んでいる新型コロナウイルスの余波により、ワールドカップ予選のスケジュールを議論するための場だった。

東アジア地域の各国関係者が集まった会議では、ひとまず3月のAマッチ期間に予定されていたワールドカップ2次予選を延期することを決定した。

予選スケジュールの延期が最終的に確定するためには、西アジア地域と国際サッカー連盟(FIFA)との合意が必要だ。ただ世界的に新型コロナが問題となっているだけに、3月のワールドカップ予選の延期は事実上、確定と見ることができる。

イ室長は「会議ではどの国も予選延期について反対しなかった。誰もがコロナ事態による悩みが大きいため、日程の延期で意見をまとめた」と述べた。

「遅くとも今年中にアジア2次予選を終わらせたい」

ワールドカップ予選の延期がどのくらいになるのかは未知数だ。AFC緊急会議では、ワールドカップ2次予選を遅くとも今年中に終わらせようとの意見が集められた。

(写真提供=韓国サッカー協会)サッカー韓国代表

コロナ事態の長期化が予想されているため、いつ、どんな状況に陥るかを知ることができない。ひとまず3月のAマッチ期間に予定されていた試合は延期されるが、6月のAマッチ期間までコロナの影響が続く可能性もある。

そもそもカタールW杯アジア2次予選は、6月までの進行が予定されていた。

韓国も3月にアジア2次予選の第5、6戦を消化し、6月のAマッチ期間に第7、8戦を行う予定だった。そして今年9月から2021年10月まで、12カ国が参加するアジア最終予選が開かれるというスケジュールだった。

しかしコロナ事態により、残りのアジア地域予選が全体的に遅れる見通しだ。

イ室長は「2020年には3月、6月、9月、10月、11月にAマッチデーがある。2次予選が延期されても11月までには終えて、遅くとも2021年から最終予選を開始しなければならないという意見が集まった」と伝えた。

ワールドカップ予選を予定通り行えない状況に直面したが、いくつか考慮すべき事案もある。

スケジュールが延期されても、既存の対戦順序やホーム、アウェーなどには変化を与えないものと思われる。2次予選の場合、8つのグループの1位チームと2位チームに加え、成績順に4チームが最終予選に進出することになる。

そのため八百長などを未然に防止するために、2次予選のグループ最終戦は、すべて同時間に行われるようにしなければならない。

また、コロナの影響がほとんどない、いわゆる“清浄国”は、スケジュールの延期と関係なく、対戦国同士で合意が成立すれば予定通りに試合を進行できるようにした。

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