新型コロナウイルス感染症の余波を受け、韓国スポーツ界で“コレクジット(Korea+Exit)”が起きている。
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3月2日午後4時時点で、韓国内の新型コロナ感染者は4335人であり、現在も増加中にある。海外で、韓国からの入国者に対する入国禁止措置や入国手続き強化を行う国や地域は81カ所にも上る。
新型コロナの恐怖が全世界に拡散される中、スポーツ界もその影響を受けている。韓国プロバスケでは3人の外国人選手が“不安”を理由にチームを退団し、故郷へと帰った。
サッカー界に目を向けると、韓国内でまだ問題は発生していないものの、新型コロナの発生地である中国で深刻な問題が起きている。一部の選手は新型コロナ拡散が始まるや否や、即座に中国を離れた。
その一例が、FC安養に加入したマウリデスだ。マウリデスは昨シーズン、中国2部の長春亜泰に加入。しかし、新型コロナに危機感を感じ、Kリーグへの移籍を選択した。
中国進出を模索していた欧州や南米の優れた選手たちは現在、やはり戸惑いの表情を見せているようだ。中国移籍市場に詳しい関係者は「海外エージェントたちは選手を移籍させるべく、北東アジアの事情を継続して探っている」と明かした。
海外各国が“コリア恐怖症”に陥っている現状で、Kリーグ各クラブの外国人選手にもその影響が及ぶ可能性は高い。外国人選手3人が退団した韓国プロバスケの状況を顧みれば十分に予想できることだろう。
プロスポーツ関係者によれば、外国人選手の離脱は同郷の選手間によるグループチャットが大きな影響を及ぼしているという。少数が不安を助長し、選手の離脱につながったというのだ。
これは軍隊チームの尚州尚武FCを除くKリーグの21クラブにも言えることだ。各クラブの管理下でシーズン開幕への準備を行う選手の心理が揺れ動けば、連鎖的に離脱が起きる可能性は排除できない。
仮にKリーグの開幕が4月まで延期される場合、韓国サッカー界でも外国人選手の離脱が現実となる可能性は高い。
プロスポーツ関係者は、新型コロナに伴う韓国スポーツ界、特にはKリーグの危機に警鐘を鳴らしている。
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