新型コロナウイルス感染症の影響で開幕戦の延期を強いられたKリーグ。
そんなKリーグについて、本紙『スポーツソウル』のイ・ヨンス記者が”キャプテン”に関するデータをまとめた。
同記者は「キャプテンは選手たちをまとめる求心力のほかに、スタッフ陣と選手の架け橋となる役割を任される。キャプテンのリーダーシップが、チームを上向きにする姿も見られる」と言及している。
まとめられたデータから浮かび上がった特徴は何だろうか。早速見てみよう。
Kリーグ1に所属する12クラブ中、7クラブでMFの選手がキャプテンを務める。代表的な選手は、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に出場しているコ・ヨハン(FCソウル)やヨム・ギフン(水原三星ブルーウィングス)、シン・ジンホ(蔚山現代FC)だろう。
他にも、ヨ・ルム(光州FC)やハン・ソクチョン(尚州尚武FC)、ソ・ボミン(城南FC)、チェ・ヨンジュン(浦項スティーラース)もMFのキャプテンだ。
DFでキャプテンの選手は4人。オ・ボムソク(江原FC)、ホン・ジョンウン(大邱FC)、カン・ミンス(釜山アイパーク)、イ・ジェソン(仁川ユナイテッドFC)といった面々だ。
FWでは、全北現代モータースのイ・ドングッが唯一キャプテンを務めている。
Kリーグ1の12クラブのキャプテンの通算出場試合数を合わせると、合計3209試合となる。最多はイ・ドングッの537試合だ。
次点はカン・ミンス(釜山/394試合)、ヨム・ギフン(水原三星/371試合)、オ・ボムソク(江原/370試合)となっている。
Kリーグの”生きる伝説”であるイ・ドングッ(全北現代)は、通算224ゴールを記録している。Kリーグ通算最多得点保有者であるイ・ドングッは、新シーズンでもゴールをするたびに歴史を塗り替えることになる。
現役Kリーグ選手の中で最年長のイ・ドングッは、昨シーズンに続き2年連続で全北現代のキャプテンマークを巻く。
キャプテンの平均年齢は満32歳(1月1日を基準)だ。最年長はイ・ドングッ(40歳・1979年生)であり、最年少は大邱のホン・ジョンウン(26歳・1994年生)となっている。平均年齢と同じ32歳のキャプテンは、コ・ヨハン(ソウル)、シン・ジンホ(蔚山現代)、イ・ジェソン(仁川)らだ。
平均身長は181.2cmだ。最も背が高い選手はイ・ドングッとイ・ジェソン、ホン・ジョンウンの3人で187cmであり、カン・ミンスとハン・ソクチョン(尚武尚州)が186cmと続いた。
逆に、最も背が低い選手はFCソウルのコ・ヨハン。身長は170cmだ。
城南FCのソ・ボミンは2018シーズンから3年連続でキャプテンを務める。新シーズンの指揮を執るキム・ナミル監督も、やはりソ・ボミンのリーダーシップを高く評価し、引き続き彼をキャプテンに指名したようだ。
Kリーグ通算191試合に出場しているソ・ボミンは、2020シーズンで通算200試合出場を目指す。
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