韓国のプロバスケットボールリーグであるKBLの試合会場から、観客たちの歓声の声が消えた。KBLが史上初めて無観客の中に行われたのだ。
凄まじいスピードで拡散している新型コロナウイルス感染症の予防対策として、2月25日、韓国プロバスケットボール連盟(KBL)理事会は無観客でリーグを再開することを決めた。
無観客試合が行われた2月26日に試合がなかった釜山KTでは、残念なニュースが飛び出した。
外国人選手のアレン・ダーラムが新型コロナウイルスで不安だという理由で、帰国することを決めたのだ。
KT関係者は「ダーラムが新型コロナへの心配から、韓国での残りのシーズンをプレーしないという。2月27日、帰国の飛行機に乗る」と明らかにした。
ダーラムは今季、8試合で平均11.3点、8.6リバウンドと目立つ活躍をしていた。KTとしては外国人選手がバイロン・マリンズだけとなるが、関係者によると「マリンズも最初は新型コロナウイルスの不安感を示したが、心を変えた(韓国にとどまることにした)」という。
問題は新型コロナウイルス騒動が沈静化されなければ、第2、第3のダーラムが発生する恐れがあるという点だ。
KBLだけでなく、WKBL(女子プロバスケットボール)やプロバレーボールでも外国人選手たちが活躍しており、新型コロナウイルスの恐怖がどれほど拡散されるかは確信できない。
特に嶺南(ヨンナム)圏を本拠地とするチームは、外国人選手の追加離脱を防ぐための方策作りに苦心しているという。
前へ
次へ