汚されたポロロ…子供用アニメ映画に成人コンテンツが流れる?韓国の動画サービスで“放送事故”

2021年02月01日 社会
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韓国の放送通信委員会が2月1日、子供用アニメーションの間に成人コンテンツが混ざって表示される事故が発生したオンラインビデオサービス(OTT)「wavve」を実態調査すると発表した。

【画像】ギリギリ審査通過の韓国放送局、「偏りすぎた報道内容」とは?

先立って1月29日、wavveの「ポロロ劇場版」コンテンツに成人映画が混ざるなどの再生エラーが発生し、一部コンテンツの利用が制限された。

事故発生後、情報提供が続き、wavveは関連コンテンツを削除した後に公式謝罪した。wavveは公式ホームページを通じて「“ポロロ劇場版”コンテンツ再生中、数秒間、成人コンテンツが混ざって再生される深刻な技術的エラーが発見され、即時削除した」とし、「幼い子供の視聴コンテンツで発生した事案であり、問題の深刻性がある点から、二度と起こってはならない」と伝えた。

この“放送事故”は、wavveのクラウドサーバーからコンテンツが大量に削除され、それを復旧する過程で発生したとされる。今回の事故が起きたことで、システムの復旧には2週間ほどかかると見られている。

(画像提供=wavve)成人コンテンツが映る“放送事故”が発生した「ポロロ劇場版」

韓国放送通信委員会は、今回の事故によるユーザーのクレーム処理、ユーザーの被害予防措置など、利用者の保護に関連する事項全般について点検する計画だ。青少年保護措置に関する事項も確認する。

ただ韓国では現在、OTTは放送事業者ではなく、付加通信事業者に分類されているため、放送審議を通じて課徴金や制裁などの措置をとったり、特定水準の利用者補償案を強制したりすることは難しい。

ハン・サンヒョク委員長は「非対面の時代が到来し、情報通信サービスの重要性が増大しただけに、利用者保護のための強力な責任が要求される。安全で便利な利用環境を作るために最善を尽くしたい」と述べた。

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