ソウル東部拘置所(以下、東部拘置所)関連の新型コロナウイルス感染症の陽性確定患者累積数が、1カ月間で1000人を超えた。
韓国法務部によると、1月3日午前8時基準で全国の矯正施設のコロナ陽性確定人数は、前日より126人増えて1108人を記録した。出所者を含む収容者が1068人、拘置所職員が40人となっている。
大規模な集団感染が進行中の東部拘置所では、収容者121人が追加で陽性確定判定を受けた。前日、東部拘置所は収容者1122人を対象に第5次全員検査を行っており、このうち7人は判定結果を待っている。
また、江原道の北部刑務所の収容者・職員全員調査の結果、収容者4人が追加で陽性確定判定を受けた。この4人はいずれも東部拘置所で陰性判定を受けたが、江原道の北部刑務所に移送された収容者だ。
これにより、東部拘置所関連の陽性確定者累積数は1062人になった。収容者(出所者含む)が1040人、職員が22人である。
昨年11月27日、職員1人が陽性確定判定を受けてから1カ月あまりで、陽性確定者数が1000人を超え、韓国国内の集団施設での感染事例の中では単一施設として最大規模となった。
法務部が集計していない東部拘置所関係者の家族や知人など21人を加えると、東部拘置所関連の陽性確定者は計1083人になる。法務部の集計は収容者や職員だけを含めており、その家族や知人らを除いているので防疫当局の集計より少ない。
陽性判定を受けたが、まだ矯正施設に隔離収容された収容者は計987人になる。
東部拘置所が608人で最も多く、慶尚北道(キョンサンプクト)北部2刑務所342人、光州(クァンジュ)刑務所19人、ソウル南部刑務所13人、江原道(カンウォンド)北部刑務所4人、ソウル拘置所1人となっている。
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