それによると韓国人が最も好むラーメンは、どうやら豚骨ラーメンらしい。
カムジャタン、クッパなど豚骨スープ料理に馴染んでいる韓国人の味覚によく合うのだとか。
その傾向は、韓国のラーメン激戦区を見てもわかる。 “若者の街”で有名なホンデ（弘益大学の略称）前には、韓国でラーメンブームを引き起こした「博多文庫」をはじめ、「和らーめん」「三丁目」「漢城（ハンソン）文庫」「火の味」など人気ラーメン店が勢ぞろいだが、どれも豚骨ラーメン専門店だ。
今や日本式ラーメン店が数知れない韓国だが、やはり「本場の味」を求めて日本を訪れる人も多い。
それでは、韓国人が好きなラーメン店はどこか。 ポータルサイトNAVERのブログでよく名前を見かけるのは、「一蘭」「麺屋武蔵」「光麺」「博多一風堂」「日高屋」といった店舗数の多いラーメン店だ。
特に「一蘭」は、韓国人に大人気。ラーメンの味はいうまでもなく、“味集中カウンター”や自分好みでオーダーできるシステムが話題になり、口コミが広がった。
とあるブロガーは「韓国人の味覚に一番合うラーメンは一蘭の他にはない」と断言しているほど。その人気を証明するように、「韓国人にぴったりなオーダー方法」「裏メニューの注文方法」といったブログ記事が後を絶たない。
そんな「一蘭」とともに人気の高い「麺屋武蔵」は、「日本のラーメン大会で1位のお店」ということで有名だ。新宿本店に行ってきたというブロガーによると、「少ししょっぱい気もするが、必ずもう一度食べたくなる味」らしい。
今ではすっかり韓国人にも愛されている日本のラーメン。日本に来る旅行客にはチェーン店だけではなく、個人経営の美味しいお店もたくさん発掘してもらいたい。
