新規感染者の急増で逆戻りの韓国…ソウルなど首都圏で登校中断、1845校に影響

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韓国で新型コロナの新規感染者が急増しているなか、教育部(日本の文部科学省に相当)がソウルなど首都圏すべての学校の登校を中断することにした。

これにより、ソウル、仁川(インチョン)、京畿(キョンギ)の小・中・高や特殊学校は8月26日から9月11日まで登校せず、リモートで授業を行うことになる。ただ高校3年生だけは例外的に登校を続ける。

【注目】韓国、事実上の「封鎖」を意味する防疫対策の“第3段階”を検討

8月25日、ユ・ウンヘ副総理兼教育部長官は、政府ソウル庁舎でソウル市チョ・ヒヨン教育監、京畿道イ・ジェジョン教育監、仁川市ト・ソンフン教育監と緊急合同ブリーフィングを開き、首都圏の小・中・高をリモート授業に切り替えると明かした。

首都圏はいち早く“第3段階”の基準に

現在実施されている韓国政府の防疫対策「社会的距離確保」の“第2段階”で、学校は校内密集度を3分の1以下(高校は3分の2以下)に維持しながら登校・リモート授業を並行することができるが、首都圏に限っては、第3段階時に適用される全面リモート授業を実施するということだ。これは首都圏を中心に新型コロナの感染拡大が深刻化しているからに他ならない。

登校が中断となった学校は、前日午前10時基準で1845校に上り、登校授業が始まった今年5月末以降、歴代最多を記録した。そのうちのソウル・京畿・仁川にある学校は737校で、全体の40%を占めた。

去る8月21~23日の3日間で新たに報告された学生の感染者70人のうち、41人(58.6%)が首都圏で発生した。その期間、首都圏の教職員の感染者も15人増え、全国の教職員新規感染者(22人)のうち68.2%を占めている。

韓国教育部は今回の措置を9月11日まで適用する一方、今後の感染状況次第では期間延長も検討していると伝えた。

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