「オタクきもい」韓国でアニメ映画上映前にスタッフが発言して物議…映画館側が謝罪

2020年08月24日 社会
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韓国最大のマルチプレックス映画館CGVが「オタクきもい」という発言について、頭を下げた。

事の発端は8月22日、ソウルにあるCGV往十里(ワンシムリ)店で日本のアニメ映画『BanG Dream! 8th☆LIVE』のライブビューイングが上映される前のことだ。

上映の遅延を知らせる案内放送が出た直後、マイクがオフにならない状態で男性アルバイトが「オタクたちが気持ち悪い。すごくきもい。水着を着ているのを見て、“わあ”と叫んだりしている」などと述べた。その発言はそのままマイクを通じて上映を待っていた観客に伝わった。

『BanG Dream! 8th☆LIVE』は、人気アプリゲーム『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』による野外イベントで、日本だけでなく韓国、台湾などでもライブビューイングの実施が決まっていた。

アニメを見る人への侮辱?

『BanG Dream! Film Live』韓国ポスター

そんな事実が8月23日にオンラインコミュニティに掲載され、「オタク」(韓国語でもそのままオタクと表記される)という言葉が韓国では漫画やアニメ、ゲームなどの日本文化にどっぷりとハマり、社会に閉鎖的な人々を指す否定的な言葉として使用されているだけに、アニメを見る観客を侮辱する発言ではないかとの議論が巻き起こった。

論議が広がると、CGVは観客に直接テキストメッセージを送信し、「8月22日にCGV往十里でライブビューイング“BanG! Dream”上映時にかんばしくないことが発生し、お客様に大きな失望と心配をおかけした点について深く反省し、頭を下げて謝罪したい」と謝罪した。

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続いて「私たちのスタッフの不適切な発言で当日、現場で激しい不快感と心の傷を受け方々と、記事などで関連内容に接して失望したすべての方々に心から申し訳ないという言葉を申し上げる」と伝えた。

また「そのスタッフも本人の不覚で生じたことについて深く反省している」とし、「そのスタッフに対する措置とともに、CGV往十里メンバーは内部プロセスを徹底的に再点検し、今後再び同じことが発生しないように最善を尽くすこと約束したい」と付け加えた。

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