アフリカのガーナ共和国出身で、韓国でタレント活動しているサム・オキア(Samuel Okyere)がSNSに謝罪文を投稿した。
サム・オキアは8月7日、インスタグラムを通じて「私が投稿した写真と文章のせいで物議を醸した点、申し訳ありません」と謝罪した。
彼は8月6日、最近流行した“棺桶ダンス”をパロディした議政府(ウィジョンブ)高校の学生たちを非難した。
“棺桶ダンス”とは、ガーナの葬式に登場するダンスパフォーマンスのこと。議政府高校の学生たちはそのコスプレをしたのだが、顔を茶色く塗るなどしており、それについてサム・オキアは「私たち黒人の立場からは非常に不快な行動です」と非難した。
ネット上ではさまざまな意見が上がり、大きな議論となった。
そんななかサム・オキアの学生を非難した文章が、ハングルと英語で論調が異なり、「無知だ」という意味の「ignorance」という単語を使ったのは適切だったのかという指摘が登場した。
また今回の議論とは関係のない「teakpop」(ティータイム+K-POPで、K-POPのゴシップを意味する)というハッシュタグを使っている点について、世界中のK-POPファンに騒動を伝えようとしたのではないかとの憶測も飛び出した。
さらにサム・オキアが過去、テレビ番組に出演した際、指で目を細めるポーズをしていたことが注目を集め、東洋人を侮辱していたとの声も上がった。
サム・オキアは「学生たちを侮辱する意図はまったくありませんでした」とし、ハッシュタグについては「わからなかった」と伝えた。
そして最後に「私は韓国で長い間、たくさんの愛情を受けたが、今回のことは少し軽率だったようです。もう一度、申し訳ないと伝えたいです」と謝罪した。
以下、サム・オキアのSNS全文。
◇
私が投稿した写真と文章のせいで物議を醸した点、申し訳ありません。
学生たちを侮辱する意図はまったくありませんでした。私の意見を表現しようとしたが一線を越え、学生たちの許可なしに写真を上げて申し訳ありません。私は学生たちのプライバシーを尊重します。その部分でうまくできませんでした。
そして英語で書いた部分、韓国の教育が間違っているという意味では絶対にありません。解釈する部分に誤解があり、申し訳ないという言葉を申し上げます。韓国の教育に言及したものではなかったが、十分に誤解が生じる文章でした。
「Teakpop」自体が韓国K-POPに対する悪い話だとは思わなかった。わかっていたら、このハッシュタグを使わなかったでしょう。あまりにも単純に考えました。
私は韓国で長い間、たくさんの愛情を受けたが、今回のことは少し軽率だったようです。もう一度、申し訳ないと伝えたいです。
今後、さらに学んだサム・オキアになります。
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