韓国ではソウルなどの首都圏と忠清など中部地方で集中豪雨が4日間続いており、水害の規模が広がっている。
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8月4日、韓国中央災難安全対策本部の集計(6時基準)によると、8月1日以降の集中豪雨で計12人が死亡し、14人が行方不明となった。負傷者は7人だ。
前日8月3日に京畿道・ピョンテク工場のカピョンペンションを土砂が襲い、それぞれ3人ずつ、計6人の死者が発生した。
忠清北道・鎮川(チンチョン)でトラックを運転しながら急流に見舞われた60歳の男性など、行方不明者は8月3日に6人が追加された。カピョンペンションの埋没事故で外国人従業員1人が行方不明とされたが、消防当局は現場に対応する従業員がいなかったものと判断して除外した。
被災者は629世帯、1025人に上り、前日より100人余り増加した。地域別では忠清北道が555人で最も多く、京畿391人、江原70人、ソウル9人などだ。被災者うち、96世帯・196人だけが帰宅でき、残りの533世帯・829人は現在も体育館や老人ホーム、親戚の家、市庁舎などに留まっている。
一時避難した人数は2228人で、前日より500人以上も増加した。京畿地域で1429人、忠清北道で465人、忠清南道243人、江原48人、世宗40人だった。
財産被害も増えている。8月1日以降、施設物の被害は計2958件(私有施設1483件、公共施設1475件)と報告された。前日より527件、追加された数字だ。浸水や土砂流出などの住宅被害が815件であり、畜舎・倉庫522件、ビニールハウス146件などが集計された。
公共施設の崩壊・破損・氾濫などの被害は、道路・橋梁728件、鉄道など403件、地滑り224件、河川101件、貯水池19件などだ。
施設の被害2958件のうち、51.8%に相当する1531件の緊急修復が完了した。鉄道17カ所と貯水池4カ所、道路7カ所などで緊急修復を終えた。
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