韓国で新型コロナウイルスの感染拡大が止まりそうだ。一日の新規感染者数が7月30日、1カ月ぶりに10人台に減少した。
中央防疫対策本部は同日午前0時基準、新型コロナの新規感染者数は18人と発表した。
前日7月29日(48人)より30人も減った数字で、一日の新規感染者数が10人台に減少したのは6月22日(17人)以来、38日ぶりだ。
韓国の累計感染者数は1万4269人となった。
新規感染者数は7月に入って20~60人台を上がったり下がったりしたが、7月25日にイラクの建設現場から帰国した韓国人労働者とロシア船員が多数感染者と報告され、一時的に113人まで上がった。
その後は再び減少に転じており、7月30日の新規感染者18人の感染経路をみると、海外流入が11人で、地域発生の7人より多い。
海外流入の感染者数は、7月25日(86人)と7月26日(46人)に急増した後、7月27日(16人)に10人台に減少したが、7月28日(23人)、7月29日(34人)と増加傾向を見せた。それでも7月30日は再び10人台となっている。
海外流入の感染者11人のうち、8人は空港や港湾の検疫過程で発見された。残りの3人は京畿道、慶尚北道、慶尚南道(各1人)の居住地や臨時生活施設で自己隔離中に陽性判定を受けた。
7月30日の地域発生の新規感染者は7人で、7月28日(5人)から2日ぶりに一桁になった。地域別に見るとソウル3人、京畿4人といずれも首都圏だった。
韓国の防疫当局は毎日午前10時頃、当日0時を基準の新型コロナ関連の統計を発表している。
前へ
次へ