北朝鮮に新型コロナウイルスを持ち込んだ陽性患者と推定される男性が、韓国の金浦(キムポ)市に住んでいた20代の脱北者キム氏(24)と推定されている。
問題の男性は先月、脱北女性を強姦した容疑で一度警察の取調べを受けた後、在宅起訴されたという。
7月26日、京畿道(キョンギド)の金浦警察署などによると、脱北者のキム氏は先月中旬、金浦市の自宅で男友達と喧嘩をして電話で愚痴をこぼしていたA氏を自宅に呼んで一緒に酒を飲んだ後、犯行に及んだという。
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2017年に脱北したキム氏は、北朝鮮で学校を卒業しており、韓国に定着した後、職場にも通ったという。
これに先立ち、北朝鮮の朝鮮中央通信は7月26日午前、金正恩(キム·ジョンウン)労働党委員長が党中央委員会の政治局非常拡大会議を開いた事実を明らかにし、「開城市で悪性ウイルス(新型コロナウイルス)に感染した疑いのある越南逃走者が3年ぶりに不法に境界線を越え、7月19日に帰郷する非常事態が発生した」と報道した。
韓国軍当局も北朝鮮の報道から約8時間後のこの日午後、「越北者発生」を事実上公式化し、調査中であることを明らかにした。
これと関連して、関係当局はこの越北者の脱北時期を2017年に圧縮し、この時期に脱北して韓国に暮らす者のうち、連絡が取れないキム氏が有力な越北者と特定して調査しているという。
キム氏は1996年生まれで開城(ケソン)で)中学校まで卒業した。2017年、泳いで河を渡って脱北し、江華島(カンファド)を通じて韓国にやって来たが、今回も陸路ではなく海を通じて越北した可能性が高いと見られている。
この場合の越北経路は限定され、実際にキム氏が越北前にこれらの地域を事前踏査した情況がつかんだという。
キム氏と知人は韓国・聯合ニュースとの通話で「彼は開城で軍生活もしているので、あちらの地理をとてもよく知っている。普段から知っていた脱北者の女性に“(今月中旬に)越北する”と言っていた」と伝えた。
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