韓国大手企業の代表取締役10人のうち、3人は外部から招聘されていたことがわかった。一方でオーナー一家が代表取締役を務める割合は20%未満だった。
7月15日、企業評価サイト「CEOスコア」が韓国500大企業の現職代表取締役663人のうち、履歴を公開した598人を調査した結果を発表した。
それによると6月末基準で外部から招聘された代表取締役は計174人で、全体の29.1%を占めた。内部昇進からの代表取締役が最も多い314人(52.5%)で半数を超え、オーナー一家が代表を務めているケースは110人(18.4%)だった。
外部から招聘された代表取締役の割合は、2019年1月基準では566人中143人の25.3%だったが、今年6月末基準で29.1%となり、1年半の間に3.8%ポイント増加した。内部昇進は2019年51.8%から今年52.5%と微増。一方で、オーナー一家の代表取締役の割合は、2019年23.0%から今年18.4%へと大幅に減少した。
外部から招聘された代表取締役の出身を見ると、サムスングループ出身者が174人中23人(13.2%)で最も多かった。次点が金融業界出身23人(13.2%)で、外資系出身22人(12.6%)が続いた。
以下、現代グループ出身11人(6.3%)、LGグループ出身6人(3.4%)の順だった。
官僚出身の代表取締役が25人(14.4%)おり、外部から招聘された代表取締役の出身としては最も多かったが、ほとんどが公企業や公共機関で代表を務めていた。
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