新型コロナウイルスの影響で、韓国の旅行トレンドが変わっている。昨年は誇示型旅行が人気だったが、今年は安全・ヒーリング型が人気だ。
韓国のオンラインショッピングサイト『Gマーケット』が今年上半期の旅行商品の販売量を前年同期比で分析した結果、海外旅行商品は75%減少したのに対し、韓国国内の宿泊予約販売量は10%増加したことが分かった。
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昨年上半期には海外観光都市や国内の高級ホテルが人気を集めた。
昨年の人気の海外旅行先は大阪、ダナン、福岡の順で、比較的近い距離の観光地が主流だった。
今年は例外的に国内発着便空港に復帰する仁川(インチョン)行きの航空券販売量が1位を記録した。また、ペンションやキャンプ場など、ソーシャルディスタンスを置きながらヒーリングできる観光スポットも注目されている。
上半期のペンション・キャンピング販売量は昨年比53%増加し、全体旅行商品の中で最大の伸びを見せた。
ホテル・レジデンスも10%増加した。夏休み期間を控えたこの1カ月間(5月26日~6月25日)、ペンション、キャンプ場の販売量も昨年同期比で36%増加した。
Gマーケット旅行事業チームのイ・ウンジ・マネジャーは、「海外旅行が厳しくなり、その代案として国内旅行を楽しもうとしているようだ。国内旅行は海外旅行よりも時間や経済的な負担が少ないだけに、週末などを活用して暇さえあれば、国内で休息を取る旅行形態がしばらく続くと予想される」と語った。
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