新型コロナ・ウイルスの大量クラスター発生現場として注目されているEコマースショッピングモール大手「Coupang」が、配送した商品の"空箱"だけが返品される悪質な被害を受けていた。このやり方で2000万ウォン(約200万円)の利益を得ていて30代が懲役刑の執行猶予を言い渡されている。
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犯人は、Coupang職員から搬送物品を受け取ると同時に、直ちに払い戻すシステムを悪用した。このようなやり方で商品をただで手に入れていた。
5月30日、法曹界によると、ソウル中央地裁は詐欺容疑で起訴されたキム某被告(36歳)に、懲役8ヵ月、執行猶予2年を言い渡した。
被告は2018年5月から昨年4月まで計525回にわたってCoupangに偽の返品をして2260万ウォン分の物品を受け取った疑いで起訴された。
キム氏は、Coupangで品物を注文して配送を受け、中身は抜き取った後、包装だけして返品を申し込んだ。
配送職員がこれを受領するとすぐにお金を返金するが、この手口で不当利益を得たキム氏は、知人らの会員IDまで借りて偽の返品をしていたという。
裁判所は「11カ月間もの間、オンライン販売会社の払い戻し政策を悪用し、525回にわたって払い戻し対象物品をだまし取ったことで罪質が悪質だ」とし、「だまし取った規模も小さくないため、厳しい処罰が必要だ」と明らかにした。
ただ、刑事処罰を受けた前科がないキム氏が自分の過ちを認め、被害金額を供託した点などを考慮したと付け加えた。
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