韓国で3カ月ぶりに高校3年生の登校が始まった5月20日、仁川(インチョン)では高校3年生の新型コロナ感染者が2人も発生した。
仁川市教育庁は、10の区・郡のうち、5つの区(ミチュホル区、中区、東区、南洞区、延寿区)の高校66校の学生をすべて帰宅させた。残りの5つの区・郡では当初の計画通り、登校した。
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仁川市教育庁は仁川で新型コロナが感染拡大することを懸念し、防疫当局と協議して帰宅措置にした学校の今後の登校について決定することにした。また去る5月6~19日、ミチュホル区のビジョンプラザの建物を訪問した高校3年生は登校せず、最寄りの保健所で検査を受けるように勧告した。
これにより、この日から高3の登校が開始される予定だった仁川地域の高校は、既存の125校から59校に大幅に減少した。
現在、仁川では梨泰院(イテウォン)クラブを訪問した塾講師A氏(25)と関連した感染者が続出しており、同日午前1時基準の累積感染者数は136人に増えた。
A氏関連の感染者は27人で、そのうち学生・幼児が15人だ。
同日午前にもA氏の学生が訪れたカラオケに行った高校3年生2人が、新型コロナの陽性判定を受けて仁川医療院に移送された。
そのうち1人の学生は5月7日と9日、受講生が80~90人に達する延寿区の体育大入試専門塾に訪れていたことがわかった。
先立って発生した感染者には職業の特性上、接触者が多いタクシー運転手や学習塾講師も含まれている。
仁川市教育庁のイ・サンフン代弁人は、「一部の感染者が多くの施設を利用するなど、確認されていない動線が多い」とし、「学生が当該施設を利用した可能性も高く、このような状況では登校時の感染懸念が大きいと判断し、いずれも帰宅措置にした」と述べた。
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