韓国の小・中・高校生の登校が5月から始まることが確定した。韓国の教育部(日本の文科省に相当)は生徒たちの登校時期と方法などを5月4日午後に発表する。
丁世均(チョン・セギュン)国務総理は5月3日、中央災難安全対策本部会議の冒頭発言で「5月6日から生活の中の距離を置くことに転換する。児童らの登校授業も、順次進めていく。具体的な登校時期と方法については明日教育部長官が発表する」と明らかにした。
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本来、3月に始業式だった小・中・高校の授業は、新型コロナウイルス感染症の拡散を防ぐため、2カ月以上も先送りされていた。
生徒らは去る4月9日、高校3年生と中学3年生を皮切りに、3回にわたって順次オンラインで開学した。
教育部は、登校授業も遠隔授業のように学年を分けて順次開始する方針だ。小・中・高校生540万人が一度に登校を始めれば、学校で新型コロナ感染者が出た場合、手のほどこしようもなく拡散する恐れがあるためだ。
教育部および防疫当局は、順次登校を学校級別に高学年から実施する案と、低学年から実施する案で苦心している。
登校授業開始時点は5月18~20日頃だという。ユ・ウンヘ教育部長官も最近、あるマスコミとのインタビューで「今回の連休による感染発生状況と潜伏期を考慮し、14日間見守る必要がある」と述べた。
教育部は、高校3年生は例外的に他の学年より1週間ほど早く登校開始する案を検討している。
高校3年生の受験生と父兄が、今年の大学入試随時募集の割合が77%だが新型コロナによって始業が延期され、1学期の学校生活記録簿を満たす時間が足りないことに不安を抱ている点などを考慮した案だ。
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