セウォル号沈没事故から6年…選挙活動中の野党議員関係者が追悼横断幕をカミソリで毀損

2020年04月13日 社会
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韓国の未来統合党キム・ジンテ候補の選挙カーからセウォル号沈没事故に関連する毀損した横断幕が大量に発見され、警察が捜査に乗り出した。

【注目】選挙活動中の野党議員が「性売買・飲酒運転・兵役不正」の放蕩息子のせいで窮地に

セウォル号沈没事故とは、2014年4月16日に起きた韓国の大型旅客船「セウォル」が沈没した事故のこと。修学旅行中の高校生など300人近くが命を落とす、韓国で発生した海難事故で最悪の大惨事だった。

セウォル号沈没事故の真相究明と責任者処罰のための春川(チュンチョン)市民対策委員会は、セウォル号惨事6周年を迎える追悼事業の一環として4月12日、横断幕200枚を江原道・春川市内の道路に設置した。

ところが同日の夕方、その一部の横断幕が毀損されたり、外されたりしていたことが確認された。

現場で確保された容疑者は選挙運動員

4月12日22時40分頃、ウンギョ交差点近くでは、白い帽子とマスクを着用した人物がセウォル号の追悼横断幕をカミソリで切っている姿が目撃された。市民が通報し、出動した警察官が現場で容疑者の身柄を確保した。

(写真=韓国大学生進歩連合)キム・ジンテ候補の選挙カーと発見されたセウォル号横断幕

現場にはキム・ジンテ候補の選挙カーがあり、市民が警察官に事情を説明し、警察官立ち会いの下で選挙カーを確認した結果、車の中から毀損したセウォル号の横断幕23枚が見つかった。

調査の結果、横断幕を毀損した人物は、キム・ジンテ候補の選挙運動員であることが明らかに。発見当時、選挙運動員は取り外した横断幕4枚を手に持っていた。キム・ジンテ候補の選挙カーの中にあった横断幕を含めると、計27枚を毀損したり、外したりしていたことになる。

キム候補は4月13日、春川市庁で横断幕の毀損事件と関連して、「私の選挙運動員であることは確かで、一足遅れて報告を受けた。個人的な逸脱行為と思われる」と述べた。また、「本人が責任を取るとして選挙運動員をすぐに辞めた」と述べた。

一方、春川市民対策委員会は適法な手続きで発行された横断幕の毀損と関連し、セウォル号関連団体とともに法的対応を続ける方針だ。

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