全世界的に感染が拡大している新型コロナウイルスに対する韓国政府の対応に、韓国国民の58.4%が肯定的な評価をしていることがわかった。
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初期の対応を比較的うまく行った韓国だったが、去る2月18日、新興宗教「新天地イエス教会」の集団感染をきっかけに、31人目の感染者の報告から1週間で感染者1000人を突破し、最悪の危機に瀕したことがある。
韓国発の新型コロナ感染拡大を防止するために世界150カ国が韓国に対して入国制限や入国禁止措置をとり、韓国大統領府や防疫当局、外交部(日本の外務省に相当)までもがパニックに陥ったりもした。
それでも増加の一途をたどる感染者数を恐れず、積極的に検査と防疫に臨んだことで、2月29日以降、着実に1日当たりの新規感染者数が減少。3月15日からは、二桁に減った状態だ。
一歩遅れて1日1000人近い感染者が報告されている欧州や北米などでは、韓国のコロナ対応を成功事例として紹介するなど、海外メディアの注目も集めている。
日々変化する国内外の世論は、調査結果に反映された。
世論調査会社リアルメーターが『オーマイニュース』の依頼で、3月17日、全国18歳以上の500人を対象に調査した結果、韓国政府の対応を「よくやっている」と評価した回答が58.4%に上った。
「間違っている」との回答は39.9%で、「わからない・無回答」は1.7%だった。
リアルメーターが6週間前に同じ質問で調査した結果は、「よくやっている」が55.2%、「間違っている」が41.7%であったため、若干肯定的な評価が上昇したことになる。
調査結果を詳細に見ると、「光州(クァンジュ)・全羅道」(83.1%)、「共に民主党支持層」(92.5%)、「進歩層」(85.9%)、「40代」(66.5 %)、「20代」(64.8%)、「女性」(65.0%)などが肯定評価の割合が高かった。
一方、「保守層」(60.5%)と「未来統合党支持層」(81.7%)は否定評価の割合が高かった。
また「大田・世宗・忠清」(「よくやっている」48.4 vs「間違っている」49.0%)、「大邱・慶北」(46.7%vs 53.3%)、「60代以上」(45.7%vs 51.0%)、「無党派層」(49.5%vs 43.6%)は、評価が拮抗した。
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