韓国のコロナ感染拡大の“主犯”とされる新興宗教、寄付した120億ウォンを返還される見通し

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韓国の社会福祉共同募金会が、新興宗教「新天地イエス教会」が新型コロナウイルス克服のために寄付した120億ウォン(約12億円)を返還する。

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新天地側は「今日(3月6日)、社会福祉共同募金会側から新天地に対する国民世論が良くないことに対する負担などを理由に、返還要請が来た」と明らかにした。

また、「国民に申し訳ない気持ちを伝え、早いうちに寄付先を探して助けが必要なところに伝達できるようにする」と付け加えた。

先立って3月5日、新天地は新型コロナ克服のために、社会福祉共同募金会に現金120億ウォンを寄付したと発表した。

しかしクォ・ヨンジン大邱(テグ)市長は同日、「大邱の社会福祉共同募金会に入金された新天地イエス教会による寄付金100億ウォン(約10億円)を拒否した」とし、「社会福祉共同募金会中央会に入金された新天地による寄付金20億ウォン(約2億円)も拒否されたと聞いている」と述べた。

「新天地OUT」「イ・マンヒ(総会長)拘束捜査」と書かれたビラ

これと関連し、社会福祉共同募金会の関係者は「確認中だ。立場を整理して明らかにする」とだけ伝えた。

現在、韓国の新型コロナウイルスの累計感染者は6284人(3月6日基準)。新天地は韓国における感染拡大の主犯とされている。感染拡大防止の取り組みを拒み、大邱(テグ)市で信者の集団感染を起こした。

感染者6284人中、大邱の累積感染者数は4693人に上り、全体の約75%を占める。

去る3月2日には新天地イエス教会のイ・マンヒ総会長が公式謝罪したが、ソウル市長が同教会幹部らを殺人罪で告発するなど、捜査の圧力も高まっている。

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