日本でもっとも知られている
韓国のスポーツ新聞
1985年6月に創刊されたスポーツ新聞『スポーツソウル』。スポーツはもちろん、文化・芸能、社会・時事、ライフスタイルに至るまで、幅広いジャンルをフォローするニュースメディアとして、韓国では根強い人気を誇っています。
速報性や正確性もさることながら、緻密な分析記事や独自インタビュー記事にも定評があり、その信用性の高さは国内外でも評価されています。
毎年シーズンオフに行われる「韓国プロ野球 今年の賞」は、韓国に数あるメディア主催プロ野球授賞式の中でももっとも長い伝統を誇り(1986年創設)、2007年には世界最高のサッカー選手を決める賞として有名な「バロンドール賞」(フランスのサッカー専門誌『フランス・フットボール』誌が創設)の投票権を韓国メディアとして唯一与えられ、現在もその選考に参加しています。
そのほか、韓国競馬界で30年以上の歴史を誇る「スポーツソウル杯」や、毎年秋に行われる「スポーツソウル マラソン大会」など、さまざまなスポーツイベントを主催しており、2016年からは本社代表のユ・ジファンが韓国スポーツ新聞協会の会長職も務めています。
新聞は2018年3月14日には通算10,000号目の発行を記録し、フォトデータベースとして管理している写真点数は約900万枚以上(韓国最多水準)。韓国では3大ポータルサイト(NAVER、DAUM、NATE)に記事提供しており、あらゆる分野で高いアクセス数を記録しています。
K-POPの祭典も主催!!
文字通り、韓国を代表するスポーツ・メディアのひとつですが、エンターテイントの世界でも『スポーツソウル』は取材活動だけに止まらないさまざまな活動を展開しています。
例えば「ソウル歌謡大賞」。大衆からもっとも愛された歌手やアーティストたちを称える賞として1990年に創設された同賞を主催してきたのが、『スポーツソウル』でもあります。
その規模の大きさから“韓国最高の大衆音楽賞”ともいわれ、KBS(韓国放送公社)系列の各チャンネルで生放送されてきた同賞は、近年のK-POPブームもあって今や世界中のファンから注目を集めています。
2018年1月に行われた第28回大会は、韓国初のドーム球場である高尺(コチョク)スカイドームで開催され、EXO、TWICEなど大勢のK-POPアーティストたちが華やかなステージを披露。BTS(防弾少年団)が大賞に輝きました。
韓流コンテンツの祭典も創設
この「ソウル歌謡大賞」がK-POPの祭典だとするならば、2018年から『スポーツソウル』が主催する「ザ・ソウルアウォーズ」は、ドラマや映画といった映像コンテンツに携わるスターや俳優とファンたちがひとつになる“韓流フェスティバル”といえるでしょう。
記念すべき第1回授賞式では、俳優チソンや女優パク・ボヨンなど多数の韓流スターたちが一堂に集まり、華やかにその歴史の幕を開きました。
スポーツとエンタメの“チカラ”
そして今、『スポーツソウル』は新しい試みを始めています。すでに展開している『スポーツソウルUSA』『スポーツソウル アトランタ』に続き、新たに『スポーツソウル』日本版サービスを立ち上げました。
これまでも、地理的にも文化的にも近い同じアジア圏でのメディア文化交流を推進してきましたが、独自の日本語サイトを通じて韓国発の生きた情報を多くの日本の方々にお届けしたいと考えております。
韓国と日本、日本と韓国。今や両国はかつてないほど接近した関係あります。そのきっかけを作ったのが2002年サッカー・ワールドカップの共同開催であり、韓流ブームでもありました。スポーツとエンターテインメントが両国の心情的距離を飛躍的に縮めてくれたのです。
そんなスポーツとエンターテインメントが持つ“チカラ”を信じて、韓国発の情報を発信しながら両国の理解と交流の一助になれればと願っています。
2018年10月1日
『スポーツソウル』日本版 編集長
慎 武宏(シン・ムグァン)