平昌五輪後の初シーズンを迎えている韓国スケート界の明暗が分かれている。
フィギュアスケートは連日、朗報を伝え、世界レベルに近づいた一方、ショートトラックはシーズン初のワールドカップで“ノーゴールド”の屈辱を味わい、4年後の北京五輪は容易ではないことを予告した。
韓国男子フィギュアの看板スター、チャ・ジュンファンは、グランプリ(GP)シリーズで2大会連続で銅メダルを獲得した。
チャ・ジュンファン11月4日までフィンランドで行われたGP第3戦のフリー(FS)で技術点(TES)80.37、演技構成点(PCS)81.30、減点1を合わせて160.37点を記録した。
前日のショートプログラム(SP)で82.82点を記録したチャ・ジュンファンは、合計243.19点で、五輪2連覇を果たした羽生結弦(日本/297.12点)、チェコの看板選手ミハル・プレジナ(257.98点)に次いで3位に入った。
10月のGP第2戦で韓国男子選手としては歴代初となるGP銅メダルを獲得したチャ・ジュンファンは、2大会連続メダル獲得の喜びを味わった。
今大会には、平昌五輪4位の金博洋(中国)、同8位のミハイル・コリヤダ(ロシア)も出場したが、平昌で15位だったチャ・ジュンファンは2人のライバルを追い抜いて表彰台に上がった。
今年出場した国際大会では銀メダルと銅メダルをそれぞれ2度獲得し、男子フィギュアの侮れない“ダークホース”であることを示している。
(参考記事:羽生結弦に約4点差まで迫る。韓国フィギュアの看板チャ・ジュンファンが2大会連続銀メダル)
韓国フィギュアは、女子シングルのキム・イェリムがジュニアグランプリファイナルの出場権を獲得し、キム・ヨナ以来、歴代2人目となる快挙を達成したのに続き、チャ・ジュンファンまで好成績を挙げており、北京五輪でのメダル獲得への希望を見せている。
しかし、平昌五輪で3つの金メダルを獲得したショートトラックは、今季初のワールドカップで、11の金メダルのうち1つも獲得できなかった。