韓国プロ野球のNCダイノスが、ドラフト1次指名選手であるキム・ユソン(金海高3年)の校内暴力疑惑を認知し、これに対する独自調査に乗り出した。
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NCは被害者側とキム・ユソン側の双方の立場を確認し、校内暴力の事実が発覚された場合にはキム・ユソンとともに球団レベルでの謝罪も計画している。
NCの球団関係者は8月25日、「前日の夜、球団SNSへのメッセージを通じて、被害者の母親とみられる方がキム・ユソン選手の過去の校内暴力の事実を知らせた」と伝えると、次のように続けた。
「キム・ユソン選手とこれについて話をしたところ、当時謝罪をしたが受け入れてくれなかったようだ。キム・ユソン選手の母親が何度も謝罪の意思を伝えているが、電話がつながらないという。キム・ユソン選手の母親は謝罪が受け入れられるまで謝罪すると話した。ひとまず、われわれ球団も当時の事件を把握しなければならない。一方の言葉だけを聞くことはできないため、双方の立場を持続的に確認する」
NCは去る24日、2021年ドラフト1次指名でキム・ユソンを選択した。
昨年の時点ですでに1次指名の有力候補に挙げられていたキム・ユソンは、今年の黄金獅子旗(全国大会)でも毎試合で好投を見せ、金海高校を創立初の優勝に導いていた。
ところが、今回の1次指名が発表された後、キム・ユソンの過去の行動を指摘する書き込みが球団SNSや野球コミュニティで絶えず掲載されるようになった。
NCは「指名以前はまったくこうしたことを知らなかった。まず、球団が指名前にこのような部分を確認できなかったことについて、ファンに謝罪したい」とし、「事実なら、当然心からの謝罪が無ければならない。事態を把握するまでに時間が必要かもしれないが、できるだけ急ぐつもりだ。最大限迅速に把握し、何らかの措置を取る」と述べた。
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