韓国のサッカー関係者によると、Kリーグクラブ傘下のユースチームのリーグ戦である“Kリーグ・ジュニア”が、来る6月13日から新シーズンの日程をスタートさせるという。
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韓国ではユースチームの活性化やサッカーの底辺拡大、有望選手の発掘のため、2008年から“Kリーグ・ジュニア”を始動した。
2020シーズンは3月に開幕予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で学校の始業が遅れたこともあり、延期を余儀なくされていた。
教育府は、去る5月20日から高校3年生の登校を許可し、高校2年生の2次登校まで決定した。6月3日からは小・中・高の一部学年まで拡大し、3次登校をスタートさせる予定だ。
学事日程の正常化への過程で、韓国プロサッカー連盟もKリーグ・ジュニアのシーズン再開計画に着手した。ただし、本来の開幕予定日から延期になったことで、後期リーグは廃止とした。
高等部リーグのU-18と中等部リーグのU-15はそれぞれ11チームずつ2グループに分かれ、チーム当たり10試合ずつ行う。選手たちの試合参加の拡大と競技力向上のため、低学年リーグも並行して行われる。
Kリーグ・ジュニアの高等部では、往年のスターによる“監督対決”も注目されている。
FCソウル傘下のU-18ユースチームである五山(オサン)高校は元韓国代表DFチャ・ドゥリ(39)が監督を務める。
さらに、仁川(インチョン)ユナイテッドFC傘下の大建(テゴン)高校では元名古屋グランパスの元韓国代表MFキム・ジョンウ(38)が指揮を執っている。キム・ジョンウは昨年の全国大会でチームを優勝に導いていた。
2人が指揮する五山高校と大建高校は、6月27日に激突する予定だ。
とはいえ、最近になって韓国内で新型コロナ感染者が増加傾向にあることを受け、Kリーグ・ジュニアも一部日程の延期や中断の可能性が残っている。
韓国プロサッカー連盟関係者は、「首都圏の公共施設利用制限により、首都圏チームが集中しているAグループの一部チームは13日の開幕戦を消化できない可能性がある」と明らかにした。
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